流動性が高い通貨ペアランキング!世界で最も取引されるFX銘柄を解説

FX取引を始める際に最も重要な要素の一つが「流動性の高い通貨ペア」を選ぶことです。流動性が高い通貨ペアは取引しやすく、初心者の方でも安心してトレードできます。

この記事では、世界で最も取引されている通貨ペアをランキング形式で紹介します。各通貨ペアの特徴や取引のメリットも詳しく解説するので、どの通貨ペアから始めるべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。

目次

流動性って何?FX初心者が知っておくべき基本知識

FX取引における「流動性」とは、その通貨ペアがどれだけ活発に売買されているかを示す指標です。流動性が高いほど取引しやすく、コストも抑えられます。

取引のしやすさを左右する流動性の仕組み

流動性の高さは、市場に参加している投資家の数で決まります。多くの人が同じ通貨ペアを取引していると、買いたい人と売りたい人がすぐに見つかります。

たとえば、人気の高いUSD/JPYでは、常に大量の注文が入っています。そのため、あなたが売買したいタイミングですぐに取引が成立するのです。

一方、マイナーな通貨ペアでは参加者が少なく、取引相手が見つからない場合もあります。これが流動性の低い状態といえるでしょう。

流動性が高いとどんなメリットがあるの?

流動性の高い通貨ペアには、初心者にとって嬉しいメリットがたくさんあります。最も大きなメリットは、取引コストの安さです。

スプレッド(買値と売値の差)が狭くなるため、取引するたびに支払う手数料が少なくて済みます。1回の取引では小さな差でも、回数を重ねると大きな節約になるのです。

また、希望する価格で確実に取引できる点も重要です。流動性が低い通貨ペアでは、想定していた価格と異なる価格で約定してしまう「スリッページ」が起こりやすくなります。

スプレッドとの深い関係性

スプレッドの狭さは、流動性の高さを測る最も分かりやすい指標です。流動性が高い通貨ペアほど、スプレッドが狭くなる傾向があります。

多くのFX業者では、USD/JPYのスプレッドが0.2銭程度に設定されています。これに対して、流動性の低い通貨ペアでは1銭を超えることも珍しくありません。

ただし、重要な経済指標の発表時や市場が不安定な時期には、流動性の高い通貨ペアでもスプレッドが拡大することがあります。このような特殊な状況も理解しておくことが大切です。

世界で最も取引される通貨ペアTOP7ランキング

国際決済銀行(BIS)の調査データを基に、世界で最も取引量の多い通貨ペアをランキング形式で紹介します。以下の表は、1日あたりの平均取引量を示しています。

順位通貨ペア1日の取引量(兆ドル)全体に占める割合
1位EUR/USD1.0822.7%
2位USD/JPY0.6513.7%
3位GBP/USD0.469.6%
4位USD/CHF0.194.0%
5位AUD/USD0.316.5%
6位USD/CAD0.245.0%
7位NZD/USD0.102.1%

1位:USD/JPY(米ドル/円)- 日本人に最も身近な組み合わせ

USD/JPYは日本人投資家にとって最も取引しやすい通貨ペアです。日本円が含まれているため、経済ニュースも理解しやすく、値動きの背景が把握できます。

東京時間(午前9時から午後3時)に最も活発に取引されます。この時間帯は日本の株式市場も開いており、円相場に影響を与える材料が多く発表されるためです。

スプレッドも非常に狭く、多くのFX業者で0.2銭程度に設定されています。初心者の方が最初に選ぶ通貨ペアとして最適といえるでしょう。

2位:EUR/USD(ユーロ/米ドル)- 世界最大の取引量を誇る王者

EUR/USDは世界で最も取引量の多い通貨ペアです。欧州と米国という二大経済圏の通貨同士の組み合わせで、常に大量の資金が動いています。

ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる午後10時から午前2時頃が、最も流動性が高くなります。この時間帯はスプレッドが最も狭くなるため、取引には絶好のタイミングです。

ECB(欧州中央銀行)やFRB(米連邦準備制度理事会)の政策発表時には、大きな値動きが期待できます。ただし、初心者の方は重要な発表時の取引は慎重に行うことをおすすめします。

3位:GBP/USD(英ポンド/米ドル)- ボラティリティも魅力的

GBP/USDは「ケーブル」という愛称で親しまれている通貨ペアです。英ポンドの値動きは比較的大きく、短期間で利益を狙いたい投資家に人気があります。

ロンドン時間の午後4時から午後8時頃に最も活発に取引されます。英国の経済指標発表や政治的なニュースが相場に大きな影響を与えることも特徴です。

ただし、値動きが激しいため、リスク管理には十分注意が必要です。損切りラインを明確に設定してから取引を始めることが重要といえます。

4位:USD/CHF(米ドル/スイスフラン)- 安定志向の投資家に人気

USD/CHFはスイスフランの安全通貨としての性質を反映した通貨ペアです。世界経済が不安定になると、資金がスイスフランに流入する傾向があります。

EUR/USDと逆相関の関係にあることが多く、リスクヘッジとして利用されます。市場が荒れている時でも比較的安定した値動きを見せるのが特徴です。

スイス国立銀行(SNB)の為替介入には注意が必要です。過去には突然の政策変更により、大幅な相場変動が起こったことがあります。

5位:AUD/USD(豪ドル/米ドル)- 資源国通貨の代表格

AUD/USDはオーストラリアドルと米ドルの組み合わせです。オーストラリアは資源国のため、商品価格の変動に敏感に反応します。

中国経済の影響を受けやすいことも特徴の一つです。中国はオーストラリアの最大の貿易相手国のため、中国の経済指標発表時には注意深く相場を見る必要があります。

シドニー時間(午前7時から午後3時)とロンドン時間が重なる時間帯に活発に取引されます。金や鉄鉱石などの商品価格もチェックしておくと良いでしょう。

6位:USD/CAD(米ドル/カナダドル)- 北米経済圏の安定ペア

USD/CADは北米の隣国同士の通貨ペアです。両国の経済関係が密接なため、比較的安定した値動きを見せます。

原油価格との相関が高いことが特徴です。カナダは産油国のため、原油価格が上昇するとカナダドル高になる傾向があります。

ニューヨーク時間に最も活発に取引され、米国とカナダの経済指標発表時には注意が必要です。北米自由貿易協定(USMCA)の動向も相場に影響を与えることがあります。

7位:NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)- 小回りの利く通貨ペア

NZD/USDはニュージーランドドルと米ドルの組み合わせです。取引量はそれほど多くありませんが、安定した流動性があります。

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の金利政策に敏感に反応します。比較的高金利通貨として知られており、金利差を狙った取引も行われています。

オーストラリアとの経済関係が深いため、AUD/USDと似た値動きを見せることがあります。酪農製品の価格変動も相場に影響を与える要因の一つです。

時間帯別に見る流動性の変化パターン

FX市場は24時間開いていますが、時間帯によって流動性に大きな差があります。主要な金融センターの営業時間に合わせて、取引量が変化するのです。

東京時間(9時-15時)で活発な通貨ペア

東京時間では、円が絡む通貨ペアの流動性が最も高くなります。USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYなどが活発に取引されます。

日本の輸出企業による実需の取引も多く、午前10時頃に「仲値」と呼ばれる基準レートが決まります。この時間帯前後は特に注意深く相場を見ることが重要です。

ただし、欧米の投資家がまだ活動していないため、全体的な取引量はそれほど多くありません。大きな値動きは期待できませんが、着実に利益を積み重ねるには良い時間帯といえます。

ロンドン時間(16時-24時)で取引量が急増する理由

ロンドン時間は1日の中で最も流動性が高くなる時間帯です。欧州の金融センターが活動を開始し、取引量が急激に増加します。

EUR/USD、GBP/USD、EUR/GBPなどのヨーロッパ系通貨ペアが特に活発です。ECBの政策発表や主要国の経済指標発表も多く、相場が大きく動くことがあります。

午後6時頃からニューヨーク時間との重複が始まり、さらに流動性が高まります。この時間帯は最もスプレッドが狭くなるため、取引には最適です。

ニューヨーク時間(22時-6時)の特徴と注意点

ニューヨーク時間は米ドルが絡む通貨ペアの流動性が最高レベルに達します。EUR/USD、GBP/USD、USD/JPYなどが非常に活発に取引されます。

FRBの政策発表や米国の重要な経済指標発表が行われる時間帯でもあります。雇用統計や金利発表時には、相場が大きく変動する可能性があります。

ただし、深夜から早朝にかけての時間帯のため、日本の投資家にとっては取引しにくい面もあります。自動売買システムを活用する方法も検討してみてください。

流動性重視で選ぶべき通貨ペアの判断基準

流動性の高い通貨ペアを選ぶ際には、いくつかの重要な指標を確認する必要があります。数値で客観的に判断できる基準を知っておきましょう。

スプレッドの狭さをチェックする方法

スプレッドは流動性を測る最も分かりやすい指標です。以下の表は、主要FX業者における通貨ペア別のスプレッド例です。

通貨ペア標準スプレッド早朝・指標発表時
USD/JPY0.2銭0.6-1.0銭
EUR/USD0.4pips1.0-2.0pips
GBP/USD0.6pips1.5-3.0pips
EUR/JPY0.4銭1.0-2.0銭
GBP/JPY0.7銭2.0-4.0銭

同じ通貨ペアでも、FX業者によってスプレッドに差があります。複数の業者を比較して、最も条件の良いところを選ぶことが大切です。

取引量データの見方と活用術

取引量データは各FX業者のウェブサイトや金融情報サイトで確認できます。1日の平均取引量が多いほど、流動性が高いと判断できます。

国際決済銀行(BIS)が3年ごとに発表する調査報告書は、最も信頼性の高いデータソースです。最新の2022年調査では、以下のような結果が報告されています。

過去のデータと比較して、取引量の増減傾向も確認しておきましょう。急激に取引量が減少している通貨ペアは、何らかの構造的な問題を抱えている可能性があります。

経済指標発表時の流動性変化に要注意

重要な経済指標の発表前後は、一時的に流動性が変化することがあります。発表の数分前からスプレッドが拡大し始めることが一般的です。

以下の指標発表時には特に注意が必要です:

発表時刻指標名影響度
21:30米雇用統計極大
22:00ISM製造業景況指数
16:00独IFO景況指数
18:30英GDP

発表直後は相場が急変動することがあるため、初心者の方は取引を控えることをおすすめします。慣れてきたら少額で挑戦してみても良いでしょう。

初心者におすすめの高流動性通貨ペア3選

FX取引を始めたばかりの方には、特に流動性が高く取引しやすい通貨ペアから始めることをおすすめします。以下の3つが最適な選択肢です。

まずはUSD/JPYから始めるのがベストな理由

USD/JPYは初心者に最も適した通貨ペアです。日本円が含まれているため、経済ニュースの理解が容易で、相場の背景を把握しやすくなります。

スプレッドが非常に狭く、取引コストを抑えられる点も大きなメリットです。多くのFX業者で0.2銭程度に設定されており、頻繁に取引しても手数料負けしにくいのです。

また、値動きが比較的穏やかなことも初心者向きといえます。急激な変動が少ないため、リスク管理を学びながら経験を積むことができます。

EUR/USDで世界経済の動きを掴もう

EUR/USDは世界最大の取引量を誇る通貨ペアです。世界経済の動向を学ぶためには、必ず触れておきたい組み合わせといえます。

欧州と米国の経済指標やニュースを追うことで、グローバルな視点を身につけられます。将来的に他の通貨ペアに挑戦する際の基礎知識としても役立ちます。

流動性が極めて高いため、希望する価格での取引が成立しやすいのも魅力です。大口の取引でもスリッページが起こりにくく、安心して取引できます。

GBP/JPYは慣れてからチャレンジ

GBP/JPYは値動きがやや大きめですが、慣れてきた初心者にはおすすめの通貨ペアです。短期間で利益を狙える一方、リスクも高くなります。

英ポンドは「殺人通貨」と呼ばれるほど値動きが激しいことがあります。まずはUSD/JPYで基本を身につけてから挑戦することが重要です。

ロンドン時間に最も活発に取引されるため、夜間の取引が可能な方に向いています。英国の政治情勢や経済政策にも注意を払う必要があります。

流動性が低い通貨ペアのリスクと対処法

流動性の低い通貨ペアには、初心者が知っておくべきリスクがいくつかあります。事前に理解しておくことで、思わぬ損失を避けることができます。

マイナー通貨ペアで起こりがちなトラブル

マイナー通貨ペアでは、希望する価格で取引できないことがあります。売買したいタイミングで相手が見つからず、不利な価格での約定を余儀なくされるのです。

特に週末明けや重要な発表後には、大幅なギャップが生じることがあります。金曜日の終値から月曜日の始値が大きくかけ離れることも珍しくありません。

また、急いで決済したい時にもトラブルが起こりがちです。損失を拡大させないために早く売りたくても、買い手が見つからずに塩漬け状態になってしまうリスクがあります。

スプレッド拡大時の賢い対応策

スプレッドが拡大した時は、無理に取引を続けるべきではありません。一時的に取引を停止し、スプレッドが正常に戻るまで待つことが賢明です。

複数のFX業者に口座を開設しておくことも有効な対策です。一つの業者でスプレッドが拡大していても、他の業者では正常な場合があります。

指値注文を活用することで、想定外の価格での約定を避けることも可能です。ただし、流動性の低い時間帯は注文が約定しない可能性もあることを理解しておきましょう。

取引時間外での注文は特に注意が必要

主要市場が閉まっている時間帯は、流動性が著しく低下します。クリスマスや正月などの祝日期間は特に注意が必要です。

週末をまたぐポジションの保有も慎重に判断すべきです。月曜日の朝に予想外の値動きが起こり、大きな損失を被る可能性があります。

自動売買システムを利用している場合は、休日前に設定を見直すことをおすすめします。異常な値動きに対応できるよう、ストップロス注文を適切に設定しておきましょう。

まとめ

流動性の高い通貨ペアを選ぶことは、FX取引で成功するための重要な要素です。USD/JPY、EUR/USD、GBP/USDなどのメジャー通貨ペアから始めることで、安定した取引環境を確保できます。

取引時間帯による流動性の変化も理解しておくことが大切です。ロンドン時間とニューヨーク時間の重複する時間帯を狙えば、最も有利な条件で取引できるでしょう。

初心者の方は、まずスプレッドの狭い通貨ペアで経験を積み、徐々に取引の幅を広げていくことをおすすめします。焦らずに着実にスキルアップしていけば、必ず良い結果が得られるはずです。

本サイトの情報は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。FX取引には元本を超える損失が発生するリスクがあります。必ずリスクを理解したうえで、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。なお、FX取引に関する詳細な制度や注意点は以下のリンクを参考にしてください。

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